口臭防止に注目のナタマメ。中には輸入原料の粗悪品も･･･

口臭、ネバネバを解決！なたまめの効果

みなさんは、ナタマメをご存知ですか？
野菜売り場には、まず売っていませんので、目にすることはほとんどないと思います。

ところが、意外なところで身近な存在なんです。
カレーの付け合わせの定番「福神漬け」に入っている独特の形の具材が『なたまめ』。
なたまめの若い鞘をスライスしたものなんです。

このナタマメ、実は、口臭に効果が期待できると、注目され、今では、歯磨き粉やマウスウォッシュ、お茶などオーラルケアグッズに活用されています。
その威力は、驚きをもって、語られるほど！

口臭防止【ナタマメ】の効果について、ネット、雑誌、ブログ、など様々な媒体から情報を収集しながら、役立つ情報を掲載しています。

日本人の８割が歯周病！？期待されるナタマメ

現在では、福神漬けの具のほかには、あまりなじみがなくなっていたナタマメ。
そのパワーは、実は、古くはよく知られていました。

明代中国の有名な薬学書「本草網目」の中にも、ナタマメは取り上げられています。効用として「腎を益し、元を補う」とされており、なた豆は「腎」の機能を高めて、病気に負けない免疫力をもたらす生薬として、利用されていました。

現在、さまざまな研究が進み、さらに詳しい健康作用が判明してきました。
その中でも、注目されているのが、口腔関連の作用です。

厚生労働省　平成23年歯科疾患実態調査によると、日本人の日本では35歳以上だと8割以上、小学生でも約4割が歯周病になっているというデータが出ています。

歯周病は、口臭のの原因になるのはもちろんのこと、悪化すると、歯槽膿漏となり、歯を支えている骨が破壊されてしまいます。
歯槽膿漏になると、歯が抜け落ちたり、歯茎が紫に変色したり、きつい口臭があったり、血や膿が出るといった深刻な状態をもたらします。

なにより破壊された骨は、もとに戻ることがないという点が恐ろしいところです。

中高年からの病気と思われがちですが、子どもにも進行している歯周病。そうなるまえの予防がとても大切です。

たった20秒の口腔ケア習慣【なた豆入りのマウスウォッシュ】について詳しくはこちらをどうぞ

ほかにもある！なた豆の健康パワー

歯周病や歯槽膿漏、口臭の予防として注目されているナタマメ。
そのパワーは、それだきにとどまりません。
近年の研究によって、さまざまな健康作用が指摘されています。

腎機能の向上
なた豆に含まれる独自の成分「コンカナバリンA」が、腎臓のろ過機能の回復に効果を期待されています。
腎機能の低下は、体内の毒素の排出に直接かかわってくる部分です。
慢性的な腎機能低下により、人工透析が必要なる人は、毎年約１万人増えているといわれています。

蓄膿症の改善
なた豆に含まれる「カナバルミン」には抗炎症作用や抗菌作用があり、膿を排出したり炎症を抑える作用があるとされています。

ダイエット効果
なた豆にも、大豆や高麗ニンジンに含まれていることで有名なサポニンが豊富に含まれています。
サポニンは、腸で吸収されたブドウ糖が脂肪と結びついてしまうのを抑制し、脂肪の吸収を遅らせる効果があるといわれています。
脂肪の吸収を抑制し、脂肪の蓄積を防止することが期待されています。

免疫力アップ
なた豆に含まれるサポニンには、病原菌などを排除するために働く「ナチュラルキラー細胞」を活性化させる効果あるといわれています。
免疫力の低下が指摘される日本人には注目のポイントですね。

他にも、血流の改善、むくみの解消、便秘解消などなた豆の健康パワーは注目されています。
今後のさらなる研究に期待が持てますね。

原料が大事！良質ななたを選びましょう

健康パワーが注目されているなた豆ですが、他の植物と同じように、どれでも安心というわけではありません。
きちんとした栽培方法で安全・安心な品質を持つものを利用しないと、かえって健康への悪影響がでてしまう可能性は否定できません。

特に、あまりにも安価なものは、中国産のなた豆を使用していたり、安全面には不安がいわざるを得ません。
実際に品質が悪いかは定かではありませんが、過去の例からみて、敬遠する方も多いのではないかと思います。

国内のなた豆の生産状況を見てみると、ナンバー１は鹿児島県。鹿児島県のシラス台地は、なた豆の栽培に適しており、近年のなた豆の健康ブームの影響もあり、栽培する農家さんも増えているそうです。
他にも、鳥取、静岡、兵庫、和歌山など、なた豆栽培は広がりを見せつつあるようです。

可能な限り、安心できる品質のものを選んで、長く愛用していきたいですね♪